健康ってすばらしい

子宮体がんサバイバーの随筆

2泊3日サイコー!

私の抗がん剤治療は6回。

1月に始まり、4月に終わった。

 

第1回目から3回目までの治療は

4泊5日だった。

 

1日目・・・入院

2日目・・・入院から24時間採尿

3日目・・・24時間の採尿の結果をみて、OKなら抗がん剤点滴

4日目・・・様子見

5日目・・・4日目に何もなければ退院

 

その24時間の採尿は、確か腎臓の働きをみていたような気がする。

この頃はまだ頭が現実逃避していて、

先生の説明を聞いているようで聞いていない状態だったので、

完全なるうろ覚え。

 

それが、4回目から6回目は、

2泊3日に短縮された。

 

24時間の採尿をしなくてもいいことになった。

そして抗がん剤点滴の

次の日の様子見もなくなった。

 

なので4回目からは

1日目・・・入院

2日目・・・抗がん剤点滴

3日目・・・退院

という日程になった。

 

なんということでしょう!

なんというショートカット!

本当にうれしかった。

入院が短縮されて!

 

まずは洗濯問題。

4泊5日も入院があると、

さすがに入院中洗濯をせざるを得ない。

 

しかし、その病院は洗濯機が地下にあった。

入院している病室は別の棟の5階だか6階にあって、

わざわざそこまで行かなくてはならない。

 

遠い上に寒い。

洗濯が終わっているだろうと思って地下まで行って、

終わっていなかった時の絶望感たるや。

病室まで戻るには遠いが、

待つには寒すぎる。

 

だが2泊3日なら病院で洗濯しなくてすむ。

 

次にテレビカード問題。

 

今はシステムが変わったらしいが、

そのころは病室でテレビを見るには

テレビカードを買って、カードを入れなくてはいけなかった。

 

一枚1,000円。

入院中なんて他にすることがないので

ぼーっとテレビを見て一日過ごすと

あっという間にカードが無くなる。

 

買い足しに行くのも面倒だし、

一枚1,000円の出費がとってももったいなく感じた。

 

だが2泊3日となれば、

脳トレ本を1冊買えばそれで済む。

 

そしてなんといっても

気疲れ問題。

 

やはり大部屋は気疲れする!

 

最初のうちは

同じ病室の患者さんたちとおしゃべりしたり

励まし合ったりしていたのだが、

回を重ねるごとに

私のATフィールドは

最強の拒絶タイプとなった。

 

逆に言えば

4泊5日の時は入院期間が長いので、

気を遣って和やかな雰囲気にしていないと

居づらいから

頑張って話していたのかもしれない。

 

それが2泊3日となり、

そんなに頑張って輪の中に入らなくても

すぐに退院できるから

ATフィールド全開のままで

よくなったのかもしれない。

 

後半、私と同じ病室だった方々、

不快な思いをさせてしまって

ごめんなさい。

 

常にカーテンを閉め切って

引きこもっていたのは

私です。