健康ってすばらしい

子宮体がんサバイバーの随筆

看護師さん採血タイプ

さて今日は、

私が独自に編み出した

看護師さん採血タイプ分けを紹介しよう。

 

パターン1. 熟練職人タイプ

 どんなに細い血管でも

 瞬時に指先で感じ取り、

 痛みもなく一発で血管を仕留める。

 素早く仕事をやり遂げるその様は

 まるで必◯仕事人のよう。

 

パターン2. 粋な江戸っ子タイプ

 ちょちょいと血管を触り、

 えいっとばかりに針を刺す。

 若干痛みはあるものの、

 勢いに押され

 いつの間にか終わっている。

 リズムの良さが江戸っ子を思わせる。

 

パターン3. 優しさあふれるシスタータイプ

 何度も何度も血管の位置を確認し

 なるべく一度で終わらせようと

 気を遣ってくれる。

 そんな人の痛みを分かってくれるのは

 教会のシスター様です。

 

今まで何度となく採血を経験し、

そして大抵の場合やり直しをされる。

 

採血にかかる時間が長く、

看護師さんとのやり取りも多いので

いつの間にか上に書いたような

タイプを考えるようになっていた。

 

普通に失敗されるのはもう慣れており、

3回までなら平常運転。

 

一番苦手なのは、

針を刺された後にうまく血管に刺さらず、

うにうに動かされること。

 

あれだけは何回やられても慣れないので、

採血の時は見ないようにしている。

変にプレッシャーを与えてもいけないので。

 

みなさんは見る派か、見ない派か。

 

逆にガン見する時もある。

おもいっきりガン見。

「失敗しないでねぇぇぇ。」

とまばたきせずに念を送る。

 

それは、

CTで造影剤を入れる時と

抗がん剤治療の時。

 

なぜなら、失敗されると大変だからだ。

普通の採血ならいくらでもどうぞ、なくらいだ。

 

1回、造影剤を入れる時に

失敗されたことがある。

血管に入らなかった造影剤が皮膚の下に溜まって、

ぷく〜〜〜〜〜っと手の甲が膨れ上がった。

 

すご〜〜!

手の皮ってこんなに伸びるんだ〜〜〜!

シワひとつない!若く見える手!

 

と、思わず自撮り。

初体験で面白かったけど、

さすがに痛かった(汗)

 

あとは、抗がん剤の点滴の針を刺す時。

 

抗がん剤の点滴の針は、

治療行為になるからか、

お医者さんが刺す。

 

え、看護師さんじゃなくて

淡々先生が刺すんすか?

大丈夫っすか?

場数が違いません?

 

しかも、抗がん剤が漏れて皮膚につくと、

ただれることがあるという。

 

こちらのどぎまぎをよそに、

いつものように淡々と刺す。

躊躇なく一発OK。

 

お見それしました。

 

淡々先生は

パターン1. 熟練職人タイプでした。

さすがです。

淡々先生。