健康ってすばらしい

子宮体がんサバイバーの随筆

リンパ自立支援プログラム

あの手この手で

手厚くお世話されているリンパ。

 

それでも毎年

地味に太くなっていく太もも。

 

果たしてこれはリンパ浮腫によるものなのか。

はたまた

ただの肥満によるものか。

 

心配になって

時折

リンパ浮腫専門のマッサージ治療院へ行って、

足のサイズ測定をしてもらったり、

実際にリンパマッサージをしてもらったりすると、

サイズは変わっていないという。

 

ひとまずは一安心。

 

そこでふとした疑問をぶつけてみる。

 

「私の姉も同じ手術をして

 足の付け根のリンパ節を取ったんですけど、

 姉は全く弾性ストッキングも履いてないし、

 全然気にしている様子もないんですけど、

 なんでなんですかね。」

 

施術をしながら答える先生。

 

「そうですね~。

 最初に甘やかしすぎたんですかね〜。」

 

ん?????

甘やかしすぎた?!

 

なおも続ける先生。

 

「手術の後に、

 すぐ弾性ストッキングとかで

 リンパを助けすぎてしまうと、

 リンパ自体の流す働きが弱まってしまうとか

 あるんですよね〜。」

 

そうなの?!

初耳なんですけど〜〜〜!!!

 

昼も夜も

弾性ストッキングでサポートしっぱなしなんですけど〜〜〜!!!

 

静脈の流れをよくする薬まで飲んで

体の中からも外からも

サポートしまくってるんですけど〜〜〜!!!

 

心配しすぎて

甘やかした結果、

リンパが怠けてしまったわけね。

 

ショック…

リンパと格闘すること

6年目の衝撃的事実。

 

リンパの自主性を

重んじればよかった…

過保護すぎたわけね…

 

反省…

 

そこから心を入れ替えて、

リンパの自立支援に励むことに。

 

まず、

静脈の流れをよくする薬。

 

主治医の、何でも淡々と告知する淡々先生から、

急に飲むのを止めると

リンパ浮腫が悪化することがある、

と言われたことがあったため、

徐々にフェイドアウェイ作戦を実行。

 

一日3回飲むことになっていたが、

回数を少しずつ減らすことに。

 

現在は夕食後の1回のみ。

 

あと、寝る時に足を少し高く上げて寝る寝方。

 

まぁ、これは簡単にできるので、

というか自力では特に何もしなくてもいいので

止めなくてもよかったのだが、

ちょっと腰痛が出始めたので

断念することに。

 

そして朝晩のリンパマッサージ。

 

朝はとっくにしなくなっていたが、

夜は

 

最後に

就寝用の弾性ストッキング、

年季の入ったエアボウェーブ。

 

これは今も履いて寝るようにしているが、

暑いようで

気づくと脱いで寝ている。

 

ということで、

リンパの自立支援を始めてから1年半。

 

今では日中の弾性ストッキング着用だけが

欠かさず行っているお手入れである。

 

その結果

リンパはちゃんと自立して働けているのか。

 

それはまた

次のお話。